コンセプト

　北欧風の玄関周りでまず思い浮かべたのは、淡い色合いの枕木でした。本物の枕木は、電車の線路にも使われているものですが、今回はコンクリートの枕木、つまり擬木をアプローチにアクセントとして使用いたしました。　また、アプローチの設計では、右側の植栽に目がいくようにやわらかいカーブをつけました。

　おすすめポイント１つ目は、アクセントフェンス前の花壇です。アクセントフェンスは、天然木のファームフェンス。その前にはやわらかい雰囲気のシルバーリーフやカラーリーフなどの多年草を植栽しました。　植物と植物の間には、空間に馴染むようにベージュ色のロックストーンをとことどころに配置。　花壇の部分は表面を土の状態にしているので、あとから植栽を追加して、オリジナルな花壇をつくることができます。

　おすすめポイント２つ目は、白色のやわらかい雰囲気の門柱。天然木のような質感を再現した人工木材を使用。外見は樹脂製の人工木、中身はアルミなので、強度の面でも安心。その白の背景に映えるような表札は、おしゃれな筆記体を採用し、マットブラック色にアルミ焼付塗装でアンティーク感を付与。　

ポストは、シンプルな可愛さと上品さのある形であり、アースカラーで植栽と馴染みます。

その門柱の後ろには、シンボルツリーとして幸せな毎日をすごしてほしいという願いを込めて「平和」「知恵」という花言葉を持つオリーブを植栽。　

ポストの前は車を降りてからの動線として、レンガを設置。その前には鮮やかな色の一年草を配置することで、春夏秋冬すべてで植え替えや変化を楽しむことができます。

　駐車場やアプローチ以外のスペースは、防草シートと自然な色合いの川砂利を敷き、日々の草抜き問題にも最初から対策を。